英語文字起こし原稿は、お客様から特定のご指示がない場合、MS-Word形式で納品いたします。以下が標準的な原稿となります。
納品原稿中では、いくつかの注釈を使用することがあります。
音声はクリアで聞き取りはできるものの、単語やフレーズに聞き覚えがなく完全に理解できなかった場合に、この注釈が記入されます。
発音は同じでも全く異なる意味を持つ単語は数多くあります。また、通常とは異なるアクセントで発音された単語など、時にはスタッフが確信を持って起こすことができない箇所があります。そこで、参考資料やインターネットで検索しても確証の持てない場合に限り、{確証の持てない単語です}の注釈を不明確な箇所の語尾につけさせていただきます。例えば、話者が同僚の名前や特定の商品名など、確認の取れない固有名詞を述べた際、{確証の持てない単語です}を語尾に置きます。
録音状態が悪かったり、話者の声が背後の騒音にかき消されたり、話者がマイクから離れた場所で話すなどして、音声が聞き取りづらい場合に、この注釈が記入されます。
日本語と英語の混ざった文字起こしをお引き受けし、英語のみの文字起こしをご希望される場合、日本語部分は{日本語部分が含まれます}と表記いたします。
録音機器やテープのトラブル等で一時的に録音が中断され、連続した会話、スピーチの途切れた箇所へ挿入されます。
複数の話者が同時に話をして声が重なり、正確な聞き起こしが難しい状況に用います。可能な限り、声を聞き分けて書き起こします。もし、ほかの参加者が録音した音声ファイルの音質がよければ、それを利用して聞き取れなかった部分の穴埋めをすることもできます。
複数の話者が同時に話をして声が重なり、正確な聞き起こしが難しい状況に用います。可能な限り、声を聞き分けて書き起こします。もし、ほかの参加者が録音した音声ファイルの音質がよければ、それを利用して聞き取れなかった部分の穴埋めをすることもできます。
会話の中に日本語と英語以外の外国語が混じっている際に用います。諸外国語の話されている部分が長い場合は、その言語を理解する人に文字起こしを再委託する必要があります。この諸外国語の部分がわからない限り、他の書き起こし内容を理解することが難しいかどうかを確認してください。
話し手が暴力的あるいは差別的な言葉を使ったときに用います。乱暴な表現は削除し、その代わりにこの注釈を挿入しますが、ただし、その表現がメインテーマや会話の流れに逆らっていない場合は、悪質であってもそのまま残します。この注釈が挿入された箇所の語句を好ましい表現に変えるか、あるいは削除することをおすすめします。
インタビューにおいて、話し手が公にしたくない内容を話すとき、「これはオフレコでお願いします」などと聞き手に願い出ることがあります。会話の中でオフレコの申し出があった場合、もちろん会話の内容は忠実に書き起こしますが、高い機密性を示す目印として、この注釈を付加します。